
担当:中司祉岐
ヘミングウェイのこの言葉は、誤解されやすい格言のひとつです。
「必ず勝てる」「負けるはずがない」という意味ではありません。
現実には、勝ち目のない市場や勝てない競争、そしてどうにもならない環境は、確かに存在するでしょう。
それでもなお、彼はこう言います。「人は負けるために作られてはいない」。
つまり、結果として敗北することはあっても、
そこで「自分は終わった」、「もう意味がない」と心まで折れてしまう必要はない、という強いメッセージです。
経営とは、勝敗の連続です。
そして本当の分かれ道は、「負けた後、どうあるか」ということが大切なのです。

経営者としてあなたの中に、常にぶれない軸、そして折れない芯はありますか?
もっと施策を練ることですか?自分自身、あるいはビジネスの「在り方」を問い直すことですか?
小さな成功にしがみつくのをやめ、より大きなステージへ進む覚悟を決めることですか?
負けたかどうかは重要ではありません。
そこで「もうダメだ」「負けた」と心を折ってしまうのか。
それとも、人生全体を俯瞰し、運命としてクールに受け止めるのか。
負けを受け入れ、その意味を問い、次の一歩を選び続けるこそが、経営者の分水嶺なのかもしれません。
世の中には、どうしても勝てない相手、勝てない戦があります。
どれだけ準備しても、努力しても、結果が伴わないこともあるでしょう。
自分が求める結果が得られなかった時、
売上が伸びなかった時、
採用がうまくいかなかった時、
信じていた施策が裏目に出た時等、
そんなときこそ、立ち止まって考えてみてください。
経営者にとっての「強さ」とは、無敵であることではありません。
大切なことは、負けを受け入れ、意味を問い、次の一歩を選び続ける力。
だからこそ、負けた後の姿勢があなた自身と会社の価値を決めるのです。