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●2026年9月のコラム

コラム


担当:中司祉岐

 

今月の格言

「人生の歩みの中には、ジェット機はありません」 

By稲盛 和夫

経営をしていると、どうしても「早く成果を出したい」と考えてしまいます。

「売上を伸ばしたい」

「新規事業を軌道に乗せたい」

「社員を成長させたい」

「組織を変えたい」

など、経営者は常に課題にぶつかり、悩みはつきものです。

しかし、経営における本当に重要なことほど、すぐには結果が出ないものです。

人材育成も、組織づくりも、顧客との信頼関係も、新しい事業を育てることも、

昨日始めて今日成果が出るようなものではありません。

稲盛和夫氏の「人生の歩みの中には、ジェット機はありません」というこの言葉は、

そんな私たちに、成果を急ぎすぎることへの戒めを与えてくれます。

大きな成果とは、突然どこかからやってくるものではありません。

一歩進み、また一歩進む。

その歩みが遅く見えたとしても、正しい方向へ進み続けているなら、

その時間そのものが成果をつくっているのです。

格言から学ぶ今日の一歩 〜日報活用術〜

経営ではスピードも効率も大切です。

しかし一方で、スピードと効率ばかりを求めていては、手にできない成果もあります。

人が育つ。信頼が育つ。文化が育つ。ブランドが育つ。

こうしたものには、どうしても「時間」という栄養が必要です。

「まだ成果が出ていない」と判断する前に、

「成果になる前の変化は起きていないか?」

そこに目を向けることも、経営者の大切な仕事なのです。

だからこそ、日報は「結果を記録するだけのもの」にしないことが大切なのです。

例えば、

「売上はいくらだったか」

「何件受注したか」

「何件訪問したか」

といった目に見える成果だけでなく、

「昨日より何ができるようになったか」

「お客様の反応にどんな変化があったか」

「失敗から何を学んだか」

「考え方や行動にどんな変化が生まれたか」

などといった目に見えない成果も書き残してみてください。

特に、人材育成、組織改革、新規事業、営業力の強化など、

成果が出るまでに時間のかかる取り組みほど、この視点が重要になります。

数字だけを見ていれば、「何も変わっていない一日」に見えるかもしれません。

しかし、丁寧に振り返れば、「昨日とは違う今日」が見つかるはずです。

 

今月のなかづか一語

小さな変化を見逃さず、評価し、積み重ねていく。

たまにはスピードや効率から離れて、目に見える変化の「奥」にあるものへアンテナを向けてみましょう。
それが、遠くにあるゴールへ確実に近づく方法なのです。

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