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●2026年5月のコラム

コラム


担当:中司祉岐

 

今月の格言

「部下達の曖昧な返事を許さない、察しの悪い指導者になる」                                          

By三谷 宏治  

この言葉は、一見すると少し冷たく感じるかもしれません。

しかし、その本質は極めて実践的で、現代のマネジメントにおいて重要な示唆を含んでいます。

多くの職場では、「だいたい分かりました」「いい感じだと思います」「おそらく大丈夫です」

などといった曖昧な表現が日常的に使われています。

しかし、このような言葉をそのまま受け入れてしまうと、認識のズレが生まれ、結果としてミスや機会損失に繋がります。

だからこそ必要なのが、“察しの良さ”を手放し、あえて確認し続ける姿勢です。

優れた指導者とは、何も言わなくても分かってくれる人ではありません。

相手の思考を言語化させ、明確にする人なのです。

 

 

 

格言から学ぶ今日の一歩 日報活用術

物事を「測る」ためには、曖昧さを許さない姿勢が不可欠です。

もしあなたが経営者として部下を持っているなら、

あるいは親として子どもに向き合うなら、

“分かったつもり”を見逃さないことが重要です。

「1を聞いて10を察する」そんな“物わかりのいい指導者”を、あえてやめてみましょう。

その代わりに、とことん「?」を突きつける。

「それは具体的にどういう意味か?」

「なぜそう考えたのか?」

「他の可能性はないのか?」

こうした問いを重ねることで、相手の思考は整理され、クリアになっていきます。

 

今日からすぐに実践できるのは、「問いの質」を変えることです。

そのポイントは、“何も知らない人になりきること”。

以下のような問いを、ぜひ意識して使ってみてください。

それって、どういうこと?」

リアルなお客さんは、どんな言葉でつぶやくの?」

「楽しいって、どんな部分がどう楽しいの?」

などといったように、相手の言葉を、1文節ごとに分解するイメージで聞いていきます。

そして

具体化する(誰が、いつ、どこで)

数値化する(どのくらい、どれだけ)

明確化する(なぜ、それをやるのか)

この3つを徹底的に促すことにより、「なんとなくの理解」は「実行できる理解」へと変わります。

今月のなかづか一語

曖昧な理解は、曖昧な成長と成果しか生まない。

優しい指導者は、時に成長を止めます。

一方で、問い続ける指導者は、思考を鍛えます。

曖昧さを許さないことは、決して相手を追い詰めることではありません。

それは、相手の可能性を引き出すための最高の関わり方なのです。

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