
担当:中司祉岐
ソフトバンク創業者、孫氏が語ったこの言葉には、
「大きな差に見えるものでも、分解して考えれば埋められる」という発想を私たちに教えてくれます。
新幹線は時速300km前後、自転車は時速15km前後。
確かに速さには差があります。
しかし、その差は約20倍です。
数字だけを見ると大きな差ですが、「20倍」という現実的な数字に置き換えた瞬間、見え方が変わります。
これは経営でも同じです。
「あの会社には到底勝てない」
「あの経営者は別格だ」
「自社には無理だ」
そう思っている相手も、実際に数字や行動を分解してみると、意外と手の届く範囲にいることがあります。
重要なのは、差に圧倒されることではなく、その差を構造的に理解すること。
そして、その差を埋めるための行動を考えることです。


とてつもない差を感じていた対象でも、冷静に分析してみると、
「なんだ、この程度の差だったのか」と思うことがあります。
問題は、その後です。
差が見えたときに、
「やっぱり無理だ」と考えるのか、
「では、どうしたらいいか?」と考えるのか、
その違いが、未来を大きく分けます。
経営者には、感情に流されないクールな頭が必要です。
現状を正しく測り、目標との差を把握し、その差を埋める方法を考える。
その積み重ねが、会社を成長させていきます。
さあ、あなたの目標と現実の差を、改めて数字で確認してみましょう。
思っていたほど遠くないかもしれません。
ライバル企業や憧れの経営者、自社が目指す理想像。
それらと自社との間には、どれくらいの差があるでしょうか。
例えば20倍の差があるとしても、「20倍 ≒ 2 × 2 × 2 × 1.6 × 1.6」と考えることができます。
つまり、「3つのポイントで成果を2倍にする」、「 2つのポイントで成果を6割増しにする 」
それだけで20倍に近づくのです。
大きな目標を前にすると、人は圧倒されがちです。
しかし、目標を分解し、小さな改善の積み上げに変えた瞬間、行動できるようになります。
ぜひ、自分の仕事やビジネスを細かく分解してみてください。
この繰り返しこそが、成長の王道です。
成功している企業と自社との差は、漠然と見ている限り永遠に縮まりません。
遠い目標も、分解すれば「今日やるべき行動」に変わるでしょう。