
担当:中司祉岐
戦国時代を代表する名将・武田信玄は、多くの戦に勝利を収めました。
その強さを支えたのは、華やかな戦術だけではなく、
「やるべきことを先にやる」という徹底した自己管理でした。
私たちは誰でも、好きな仕事や得意な仕事には自然と手が伸びます。
一方で、「気が重い仕事」、「難しい判断」、「クレーム対応」、「苦手な人との面談」
などといったストレスのかかる仕事は、つい後回しにしてしまいがちです。
しかし、その「先送り」こそが、仕事の停滞を生み、精神的な負担を大きくしてしまいます。
本当に成果を上げる人は、気分で優先順位を決めません。
「重要だけれど気が重い仕事」から取り組む習慣を持っています。
経営者にとっても、組織にとっても、大きな成長は「避けていた仕事」の先に待っていることが少なくありません。

心躍ること、楽しいことは、自然と手が動きます。
だから、放っておいても片付きます。
問題は、その反対です。
「心が重くなる仕事」、「慎重な判断が必要な案件」、「失敗したくないからこそ、つい先送りしてしまう仕事」など、
誰しもが抱えている仕事があります。
実は、仕事の優先順位は、好き・嫌いではなく、ストレスがかかる順で考えた方が、計画通りに進むものです。
結果的に嫌な仕事を先に終わらせると、心が軽くなり、その後の仕事の集中力も大きく変わります。
逆に、気が重い案件を抱えたまま一日を過ごすと、常にそのことが頭に残り、本来のパフォーマンスを発揮できません。
嫌だから後回しではなく、嫌だからこそ最初にやる。
この発想の転換が、仕事の質を大きく変えてくれます。
毎月、毎週の始まりには、ぜひ一度確認してみてください。
持ち越し案件と停滞案件はありませんか?もしあるなら、まずはすべて日報に書き出してみましょう。
そして、その案件をできるだけ小さなToDoに分解することですぐにアクションを起こすのです。
気が重い仕事ほど、先に終わらせる。
その小さな積み重ねが、仕事のスピードを上げ、心の余裕を生み、経営にも好循環をもたらします。