
担当:中司祉岐
経営とは、選択の連続。
新しい事業に挑戦するのか。
今の事業をさらに伸ばすのか。
人を採用するのか。
設備に投資するのか。
それとも、あえて撤退するのか。
どれだけ情報を集め慎重に考えたとしても、「絶対に正しい選択」が事前に分かることはありません。
この、元広島カープの名投手、大野豊氏の格言が示していることは、
「選ぶこと以上に、選んだ後にどう行動するかが大切」ということなのではないでしょうか。

「こちらを選んで、本当によかったのだろうか」
経営者であれば、そんな迷いを感じることもあるでしょう。
経営をしていれば、一度や二度は考えたことがあるのではないでしょうか。
でも、経営に「たら・れば」を持ち込んでも、未来は変わりません。
重要なのは、「あの判断は正しかったのか?」と過去に答えを求め続けることではなく、
「あの判断を正解にするために、今、何ができるか?」と未来に問いを向けることです。
そして、間違いが分かったら方向転換することも必要です。
「一度決めたのだから」と意地になって続けることと、
「選んだ道に悔いを残さない」ことは違います。
失敗したなら、そこから学ぶ。
状況が変わったなら、修正する。
それでも、自分で決めたことから逃げずに次の一手を考える。
経営者に必要なのは、過去の選択に執着することではなく、
過去の選択を未来の糧に変える力なのです。
今日の日報を書くときに、一つだけ、「今日決めたこと」を振り返ってみてください。
大きな経営判断でなくても構いません。
「この人に仕事を任せると決めた」
「このお客様にもう一度提案すると決めた」
など私たちは毎日、大小様々な選択をしています。
そして、その選択について、
「うまくいくだろうか」
「間違っていなかっただろうか」
と悩む時間があったら、問いを一つ変えてみましょう。
「この選択を正解にするために、明日できることは何か?」
そして、その答えを明日のTo Doに一つだけ入れてください。
そして確実にそのTo Doを続けていれば、いつか振り返ったとき、
胸を張って、自分の選択は「正解」だったと言えるのではないでしょうか。
決断とは、選んだ瞬間に正解・不正解が決まるものではありません。
決断の価値は、その後の行動で決まります。
選んだ後に考え、動き、修正し、積み重ねる。
そのプロセスによって、自分の選択を「正解」にしていくのです。