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●2020年7月のコラム

コラム

   担当:中司祉岐

 

#1 優秀な人の力を借りる。

 

優秀な人、数人と難しい仕事をするときは、気を遣います。

優秀な方は、引く手あまたなので、わざわざ私と仕事をしなくていいのです。

 

なので、気分を害さないようにしています。

私は、末っ子なので、このあたりが本当に苦手ですが、頑張っています。

 

針の穴に糸を通す感覚に似ています。

針の穴に糸が一発で通ったりする時もあるのですが、

糸が穴に入らない時は、糸がほつれたりして、どんどん通りにくくなります。

 

優秀な人、数人と難しい仕事をするときは、

上手くいく時は、とんとん拍子で進むのですが、

上手くいかない時は、なかなか前に進みません。

 

意見の調整だけでなく、スケジュール調整にも気を遣います。

タフな私でも、胃が痛くなるぐらいです。

 

ですが、優秀な人達は、私ができない事が難なくできます。

私が考えても出ないアイディアがどんどん出ます。

私が知らないことをたくさん知っています。

とんでもなく優秀な人脈をお持ちです。

 

なので、私一人がどんなに頑張ってもできない事が実現できるのです。

そうなんです。

私一人の力では、実現できないことを実現したいので、優秀な人の力を借りるのです。

この、『人の力を借りる』のは、本当に大変なので、

力を借りられた時の効果を考えると、借りない手はありません。

ですが、気を遣いますね~~。

プロジェクトが上手くいった時のことを想像して、大変さを乗り越えて行きたいと思います。

 

 

#2 目指せ、社内で日報の活性化。

 

先日は某企業さんで、日報の勉強会を行いました。

こちらの企業さんでの勉強会は6回目。

幹部の方々が日報の大切さを実感されていて、

人事評価に

『日報を一ヶ月の内に20日以上書けたかどうか』

これも入れて、日報での振り返りを徹底しようとしています。

これまでの勉強会では、

日報の書き方、日報の使った振り返り方、目標達成の方法、部下の日報の見方、

などなど、やってきました。

そこで、6回目の今回は、日報の提出率が低い方への補講です。

参加者は11名。

マネジャー3人、スタッフ8人です。

 

まずは、日報を書く意義・メリットを10分考えてもらい、

日報を書くことで自分がどう変われるのか、

将来どうなれるのかを発表してもらいました。

 

もちろん、ポジティブないい意見がたくさん出てきます。

皆さん、日報の意義、メリットは理解されているのです。

続いて、日報を書いて成長することで、

叶えたいドリーム(個人的な夢)叶えたいビジョン(仕事での夢)を10分考えてもらいました。

皆さん、ワイワイと楽しそうに書かれています。

会場のテンションも高いです。

 

そして、このドリーム・ビジョンを叶えるために日報を書くのですが、

どうやったら書けるのか、なぜ書けなかったのか10分考えてもらい、

発表をしてもらい、全員でアドバイスをしました。

日報は自分のスキルアップにはもの凄く効果を発揮するツールで、

さらには、上司とのコミュニケーションツールとしても役立ちます。

スタッフの口頭での報告でしたら、主観での報告になってしまうのですが、

日報での業務報告だと事実ベースでの報告になり、より現場を理解できるのです。

さらに、何を考えているのかなどの思考のすり合わせにもできます。

 

しかし、これはもろはのつるぎで、

部下がしっかり書いくれている分、上司もしっかりと日報を見ていないと、

部下は日報へのテンションが下がってしまうのです。

中には、日報をしっかり書いているけど提出をしていない。

こんな方もいらっしゃるのですが、この方々が口を揃えて言われるのが、

「上司が私の日報を見てくれているのか分からない」なのです。

社内で日報をしっかり運用したい。

日報を活性化したい。

PDCAが回る日報にしたい。

と思った時に、日報への返信はマストでしょうし、

日報を使った面談、アドバイスの機会を作る必要があるのです。

日報で部下の状態を正確に把握して、それでもって面談をする。

これがしっかりと回りだすとどんどん強い組織になって行きます。

習慣化や徹底に力が要りますが、社内に活きた日報を落とし込むことは、絶対におススメです。

 

 

#3 本当の全力出せますか??

 

先日、午後から、新しいプロジェクトの打ち合わせでした。

午前中は、もちろん打ち合わせの準備。

ヌケモレがないか確認。

他にもいいアイディアが出ないか、頭を絞ります。

そんなこんなで、打ち合わせ会場に。

早めの到着でしたので、少し散歩。

散歩中も打ち合わせの事ばかり考えて、アイディアを探していました。

準備を始めたのは朝10時。

打ち合わせ開始が14時だったので、4時間場所を変え、環境を変え考えました。

もちろん今日までに、事務所でも自宅でも何度も考えました。

そこまで準備して臨んだ打ち合わせ。

4時間、休憩なし。

卓球のラリーのようなアイディアの応酬が続いた会議でした。

終わった後は、頭の中は真っ白。

完全にオーバーヒートの状態。

全てを出し尽くしました。

18時過ぎに終わったのですが、15分間歩いて、ようやく、頭が働き出して、食事に移動。

そんな時に、私が行きたかった店は貸し切り。

そんなもん。

と思いながら、近くのレストラン街に移動。

少し、待って席に案内され、料理を注文。

料理を作るのに、30分以上かかると告げられ、いいですよ。と快く返答。

料理の待ち時間は、パソコンを取り出し、打ち合わせの復習です。

次回までに何をするのか、何を変えないといけないかなど、まとめておきました。

新しいプロジェクト。

必ず成功させたいプロジェクト。

だから、予習と復習はしっかりします。

ここぞという時、チャンスと思った時に、全力を出せるかどうかって大切ですね。

全力を尽くして、それが実らなくても必ず、経験値は上がります。

手を抜いてしまうと、手を抜く癖がついて、頑張れなくなります。

頑張れないともちろん成果は出ません。

ですが、一度、全力を出して成果を出すと、自信がついてもっともっと頑張れるようになります。

第一歩は、与えられた課題を全力でこなす事です。

 

#4 忙しくても次のステージに行くための秘訣。

 

忙しいとは仕事がたくさん入っていたり、

やらなくてはいけない事が多くて時間がなかったりすることだと思います。

それでも、自分の成長や会社の発展をしようと思えば

今と違うことや新しいことを始めないといけません。

 

そんな時にまず、しなくてはいけないことは、今、自分が何に時間を使っているのか?

いつ、どこで何をしているのか?

仕事、プライベートを含め知る事です。

一ヵ月の行動記録があればいいですが、ない方は最低、一週間の行動記録を作る事です。

その次に、自分がどうなりたいのか?

どんな成果を望んでいるのかを考えて、

最短で達成するために、

何をすべきかを何個もリストアップして、

新たに行うことを1つか2つ決めます。

そこで、この一ヵ月の自分の行動記録を見直して、

新たに行うことをやろうと思ったらいつだったらできたかを考えます。

 

この一ヵ月の行動記録に余裕があれば、

これからの月間スケジュールに新たに行うことをいつやるのかを書き込めば

すぐに行動に移せると思います。

ですが、一ヵ月の行動記録がキツキツだったり、

これからの予定も同じようにキツキツだ~って、方は、

一ヵ月の行動記録を見ながら、人に頼める仕事はないか?

辞められる仕事はないか?

もっと早くできる仕事はないか?

すき間時間を足すとどのくらいになるか?

次に始めることと天秤にかけた時に後回しにできるものはないか?

今、時間が作れないとしたら何月頃から作れるか?

など考えます。

そうして、どうやって時間を確保するのかをまず考えないといけません。

その時間を確保せずに新しいことをやろう!

と、決めると計画倒れに終わります。

是非、月間スケジュールを作ってまず、自分の時間を予約する事をやってみてください!

もちろん!

この一ヵ月何をしたかを見るのは、日報が一番です!

 

 

#5 変わりたいリスト作っていますか。

 

週末に、経営者を集めた経営塾で、

リーダーシップについて、3時間の講義。

この内容は5年前に作って、

作ってすぐに、同じ内容で4回登壇して、

今日は、4年ぶり5回目の登壇です。

 

経営塾は、参加者全員で思いをぶつけて、

ディスカッションをしながら最適解を探していきます。

今日のテーマは「リーダーシップ」がテーマだったので、参加者にはこのようなことを考えてもらいました。(一部抜粋)

■どんな人なら信頼してもらえるのか?(信頼される人とは?)

■信頼してもらえない人とは?

■どんな人なら従ってもらえるか?(どんな人に従いたいか?)

■どんな人に従いたくないか?

■上手く行ったらどんな言葉をかけられたいか?どんな褒め方をされたいか?

■されたくない褒め方

■上手く行かない時にどんな言葉をかけられたいか?どんな励まし方をされたいか?

 

などなど、参加者は、仕事が終わってから参加しているので、若干お疲れモード。

ですが、将来のビジョンを持たれた経営者が参加されています。

なので、皆さん集中力が下がらないように、

目を見開いて受講されています。

 

その結果、理想のリーダー像が浮かび上がってきました。

理想のリーダー像を参加者の皆さんと一緒に考えていると、

このテキストを作った5年前を思い出しました。

当時の私は、今よりもプレイヤー気質で、マネジメントやリーダーシップよりも、

自分で成果を出して、その出し方を解説するタイプで、育成よりも指導が多かったです。

 

そんな中、このリーダーシップのテキストを作り、

自分自身、このテキストにしっかり書きこみ、

プレイヤーから経営者に変わろう。

と決めたのでした。

また、具体的にどう変わるかしっかりと決めたのですが、

5年経って今日の講義を行っていると、当時の記憶が蘇って、

あまり変わっていない自分に驚きました。

今日は講師なので、模範解答をしないといけないのですが、

発言をする度にできていないことに気づかされ、胸が痛くなる始末。

 

休憩中は参加者と、分かってはいるけどなかなか変われない

なかなか実践できない苦しみを共有しました。

この5年を振り返ると『こんなはずではなかった』という本音が出てきます。

『5年あればもう少し成長ができたのではないか』

こんな思いが頭をよぎります。

もう少し自分を変えられたんじゃないかと思います。

5年前、この講義で理想のリーダー像を参加者と一緒になって作り、

いいものができたのですが、

結果、1ヵ月経ち、2ヶ月経ち、3ヶ月経ち、その後、半年、1年、2年と、

どんどん時間が過ぎている中で、

理想のリーダー像は、記憶から消え、気の向くまま手探りで仕事をしていました。

 

それでは、なかなか会社は成長できず、今を迎えました。

猛省です。

どんなに、大切な内容でも、どんなに、忘れてはいけない事でも、忘れてしまいます。

 

私は当時、理想のリーダー像をしっかり書いたのですが、

自室の壁に貼っていなかったり、目立つところに貼っていなかったりするので、

理想のリーダー像を気が付くと忘れてしましまい、

完全に元の木阿弥です。

自分がどうなりたいのか書きだし、

書きだしたものをちょこちょこ目にして、意識を強化する。

この大切さを再確認しました。

自分がどう変わりたいのか書き出して、

トイレや寝室、車の中に貼って、今度こそは必ず進化したいと思います。

まだまだ成長ができる。

と信じて突き進みたいと思います。

 

 

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