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●2021年4月のコラム

コラム

   担当:中司祉岐

#1 やらなきゃな~って仕事をいかに行うか。

 

ある建設会社の社長が相談に来られた時の話です。

その社長は、

 

・スタッフが思い通りに動いてくれない

・スタッフが勝手な行動ばかりしてしまう

・社長が指示しないと現場が回らない

 

といった悩みを抱えていらっしゃいました。

話を聞くと、

基本的なルールも指導もなく、

とりあえず、

スタッフに現場に出てもらって働いてもらう。

そして、

その都度指導をするスタンス。

なので、スタッフによって、

力量はバラバラ、

目指しているレベルもバラバラ。

社長の目の届く、社員5人まででしたら、

なんとかこれで仕事が回るかもしれません。

しかし、スタッフが10人を超えてくると、

このやり方ではうまくいきません。

トラブルが起きたときの、対処療法で、

その瞬間の再指導だけではトラブルが続いてしまいます。

そこで、スタッフの根本的な教育が必要になります。

初歩的なことでいうと、

 

・守って欲しいルールを文章にして、そのルールを徹底するための研修。

(服務規定やマニュアル)

・各役職のできるようになって欲しい仕事の文章化。

(キャリアマップ)

・会社の目指すべき方向を文書化して、スタッフと共有。

(事業計画や理念)

 

これらが必要になります。

もちろん、最初は納得できるものは作れません。

未完成のものでも、手書きでも、30点のものでも構いません。

とりあえず、作る必要があるのです。

そして、指導をしてみて修正。

この作ってみて使ってみて修正。

これを何度も何度も繰り返して、

経営者の思いが入った納得いくものが作ることができます。

そうして、ようやくスタッフに経営者の思いが伝わり、

しっかりと動いてくれるスタッフに変わります。

ですが、こういった思いを形にする作業や、

考えを文章化する作業を苦手がって、

実行されない方が多くいらっしゃいます。

せっかくいいサービス、いい思いを持って、

会社を経営していても、これができていないために、

スタッフに経営者の思いや考えが伝わらず、

会社が上手く回っていない。

相談に来られた建設会社の社長もこのパターンで、

思いを形にする作業や、考えを文章化する作業をせずに、

会社を大きくされて、社内の舵取りが全くできていない状態。

相談に来られてから数か月経ちますが、

相変わらず手を付けずに、現場を回って対処療法をされている状態です。

もったいないですね。

経営改善の第一歩は、苦手なことをやってみる。

もしくは、苦手なことをやってくれるスタッフを雇用することですね。

 

 

 

#2 わずか一言に何日もかけたりしています。

 

先日のコンサルティングは、ある企業で経営理念作成のお手伝いでした。

社長に、自社の取り組みを振り返る40個の質問シートを渡していましたので、

まずは、その確認から。

 

・扱っている商品

・扱っている理由

・扱い始めた経緯

・他社との違い

・こだわり

 

などなど、社長に書いて頂いた内容を見ながら、

もっと知りたいことをどんどん質問。

その後、実際に商品を一緒に見て、社長から商品についてのプレゼンを受け、

そこからさらに質問責め。

大体、会社や商品について理解したところで、

過去の企業理念や、社長の思いを伺い、

それらを私の頭の中に詰め込み、浮かんだ言葉をアウトプット。

 

「もしかしたら、社長こんな思いでやられているんではないですか」

「こんな言葉なら分かりやすくないですか」

「若いスタッフにはこんな言葉だったら響きませんか」

 

アウトプットした内容を社長に聞いてもらうと、

「そう、そう、そうだよ」とたくさん頷いて頂き、

方向性が見えてきました。

その日は、ここで時間がなくなったので、

次回までに、社長に何パターンか考えて頂き、

私が書きだしたものと照らし合わせたり、

これまで、私が見ていいな~と思えた、

企業理念を50種類以上、ストックしていますので、

それとも見比べて、さらに磨きこんでいきます。

老舗企業さんなので、スタッフさんからも意見を聞いて、

よりこの企業に合ったものにしていきたいと考えています。

企業理念は、わずか一言ですが、

この一言で、社内一丸となれるか、

日々、仕事を頑張れるかが変わります。

この軸となる一言がないために、

ただこなすだけの仕事になったり、

感情が入っていない作業になったりするので、

仕事に魂を入れるためにも、

しっかりやる必要があるのです。

コンサルタントとしてこれまでたくさんの企業を見てきました。

そんな中で、思いを持ってやってらっしゃる社長がほとんどでした。

ですが、この思いを表現できている企業が少ないのです。

本当にもったいないです。

この思いを聞き、結晶化する仕事はやっていて本当にワクワクします。

そして、このワクワクが伝わる言葉を社長と一緒に考えています。

今回の仕事はこれを求人文書に落とし込むことですが、

採用難の時代にこれをやっておくと同じ広告費をかけても、

効果は全く変わります。

まだまだ始まったばかりですが、これからが楽しみです。

 

 

#3 クレームが炎上する原因。

 

先日、日報ステーションの事務所で盛り上がっていた話題が、

過去、働いていた会社でどんなクレームが多かったか?

量販店のスタッフをやっていたコンサルタントがいます。

そのスタッフが担当していた売り場の年商が6億円もあったそうです。

年商6億円もあれば、クレームはしょっちゅうあって、

一番多いクレームは、商品の故障や初期不良。

二番目のクレームは接客や対応に対するもの。

一番厄介なのは、商品の故障や初期不良のクレームに対して、

対応がまずくて、更なるクレームに炎上するケース。

商品の故障や初期不良はどうしても、ごく僅かですが、

数%の確率であります。

これは防ぎようがないのですが、

しっかりと謝って、お客さんの状況を聞いて対応することで、

難なくおさまる事が多いそうですが、

接客や対応が悪かったケースは、

上司や違うスタッフがしっかり謝って、

その場を収めないといけないので、

商品の不良よりも、圧倒的に、時間がかかってしまうと言っていました。

そして、商品の不良に対するクレームに、

対応がまずかった時は、クレーム解決に2時間、3時間かかるのはざらだそうです。

そうなんです、スタッフの接客やマナーがなっていないことでクレームが起きて、

なかなか仕事ができないって、

よくあることなんです。

おもてなしの第一歩は、接客とマナーから。

接客とマナーをしっかりと社内で研修して、

防げるクレームは防いでいきましょう。

 

 

#4 あなたはチャンスを掴める人ですか?

 

よく、チャンスの神様後ろがハゲ!と言う、逸話を耳にします。

チャンスの神様は後頭部がハゲだから、

前からダッシュで来た時、

すれ違う一瞬で捕まえないといけない。

すれ違う一瞬で頭を掴まないとすれ違った後では、

後頭部がハゲなので掴むところがない。

だからなかなか捕まえれない。

では、チャンスの神様を捕まえるにはどうしたらいいか??

私の経験では、

チャンスの神様を一生懸命思い浮かべてチャンスの神様に似た人は全て、捕まえる!

と、言った感じです。

もちろん似た人を全て捕まえるのでチャンスの神様じゃない人もいます。

ですが、何人も捕まえていたら、いつかチャンスの神様を捕まえられます。

具体的に話すと自分が叶えたいことを明確にして、

次に叶える手段を細分化しておく。

そうすることで、それに近い物を見つけた時にすぐに掴める。

もちろん、叶えたいこと叶える手段を忘れないために毎日見る!

そうすれば、執着心も上がり掴む力も強まります。

私の場合であれば、成果の出る日報のファイルをもっと普及したい。

と言う、夢があります。

日報ファイルを普及したければ、

 

①日報ファイルを作ってくれるメーカーが必要になります。

②日報ファイルを売ってくれるお店が必要になります。

③日報ファイルの知名度を上げる為にメディアに取り上げられないといけない。

④日報ファイルの内容を本にする

⑤日報ファイルの書き方を指導できる人を増やす

⑥日報ファイルで成果を出した人を

 

沢山、輩出する。

などなど、叶える手段を細分化します。

そして、①~⑥を支援してくれそうな人が見つかると必死に口説く。

もちろん、口説く為の鉄板トークを用意しておく。

ここまで、やっておけば叶えられるかなと!

絶対、チャンスを握ってみせます。

って完全に、チャンスを握るのは準備と言う名の努力ですね…。

毎朝、日報に夢を書いて、夢を叶えるルートを模索して行きましょう!

 

 

 

#5 アイディアを書いたメモがなくなった経験ありませんか。

 

先日、面談をしていたクライアントが語っていたのが、

「仕事中にせっかくいいアイディアを思いついてメモしたんだけど、何に書いたのか忘れてしまって、思い出せないんだよね」

意外とこんな方多いです。

忘れる前にメモをしなくてはいけない。

ということで、とりあえず手元にあったものにメモをする。

それが、付箋だったり、手の甲だったり、ノートだったり、

そして、時間が経ったときに何にメモをしたのか分からなくなる。

会うたびに、メモをしているノートが違う方もいらっしゃいます。

アイディアを忘れないために、メモをしているのはいいのですが、

メモが分からなくなってしまってはもったいないです。私

の場合は、日々の気づき、アイディアは全て、日報に書くようにしています。

すぐにできそうなものは、今日のタスクの欄に書いて、

時間がかかりそうなものや、すぐにできないものは、

時間があったらやりたいことの欄に書いておきます。

そして、これをやると絶対いい成果が出ると思えたことや、

本当にいいアイディアだ~と思った時は、マーカーを引っ張って目立たせています。

すぐにできないと、日々、入ってくる情報に埋もれてしまいます。

でもマーカーを引っ張っておくと、振り返った時に目立つので、

「お~、これこれ!」となって、「よし、実践しよう」に変わります。

日報だと、時系列でメモがされているので、

振り返った時の検索できる可能性も上がります。

「何日前ぐらいに閃いたかな~」と考えながら、

閃いた日を思い出しながら日報をめくると、見つけやすいです。

ビジネスで成果を出し続けるには、実践するアイディアの量を増やさないといけません。

このアイディア確実に実践に移すためにも、アイディアを日報で一元管理。

おススメな習慣です。

気が付いたアイディアは、いつ実践するのかを、

実践する日の日報に書きこんだり、

年間・月間スケジュールに書きこんだりしておくと、

さらに、実践する可能性は上がります。

日報ファイルを使って、実践するアイディアの量をどんどん増やしていきましょう。

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